[USED LP] Eumir Deodato / inutil paisagem

1964年録音のデオダートのデビューアルバムで、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲集。
ここでデオダートはとてもクールにピアノを弾いている。
すごく洗練されてかっこいい音楽なのだが驚くのは当時デオダートはまだ22歳だということ。
この後、いろんなアーティストのアレンジを職人的にこなしていくわけですが素晴らしいアレンジが多いです。
僕個人的にはアメリカに渡る直前までのブラジルでの仕事が好きです。
それからこのアルバムは過去に何度かCDが出ています。
僕は1998年にご本人による素晴らしいマスタリングのCDを持っているのですがホーンアレンジの音の厚みやピアノ、ドラム等相当濃密な音が楽しめます。
が、このレコードの音は更にその上をゆく素晴らしさです。
1曲目イントロのピアノのサスティーンからして全然違います。
面白いことに1曲目InsensatezのパンがCDとは左右逆になっています。